繰り返す「歯周病」
気付かないうちに進行する歯周病
歯周病になる人は5つの要因があります。
- 不十分な口腔ケア
- 定期的な歯科検診の不足
- 生活習慣の影響
- ストレスと全身の健康状態
- 治療の不徹底
これら5つの要因が複合的に影響し、歯周病を繰り返してしまうことが多いです。効果的な予防と治療のためには、定期的な歯科検診とプロフェッショナルクリーニング、適切なセルフケア、健康的な生活習慣の維持、ストレス管理、そして個々に適した治療計画の実行が重要です。
「歯周病菌」にアプローチする原因療法
歯周病は、目に見えない細菌によって引き起こされるため、これらの原因菌を特定し、適切に対処することが重要です。唾液検査や歯周病ポケット検査で歯周病菌の種類を特定することや、歯周ポケットの深さを測定し、炎症の程度や出血の有無を確認することで歯周病の進行状況を把握できます。
超音波クリーニング
超音波スケーラーという器具を使用し、超音波の力で振動させ歯石の除去や歯周ポケットの清掃を行います。従来の手動式のスケーラーに比べて痛みが少なく、治療時間も短縮できます。患者様の負担を減らし、歯周病の進行を防ぎ、口腔内の清潔を保つことができます。
歯周ポケット検査
歯周病の早期発見と治療が可能になります。
1~3ミリが正常で4ミリ以上あると歯周病が進行してきています。ポケットの深さに基づいて、炎症の程度や進行具合を把握することで適切な治療方法を選択し、治療計画を立てます。
歯周病は自分には関係ない?
気付かないうちに進行する歯周病
歯周病が自分には無関係と思う人が多いのは、自覚症状がないままに進行する病気だからです。虫歯のように痛みが出たり、歯に穴が空いたりすれば、歯医者に行かないと…と思われますが、それがないので放置されて進行します。
普段から定期的に歯科検診を受けている方であればその都度、歯周病になっていないか、また、なっていたら進行度などをチェックして予防することが可能です。しかし、歯が痛くなった時や、詰め物が外れた時しか歯科へ行かないと言う人であれば危険です。「痛みが無いなら良いや…」なんてことはありません。歯を失う一番の原因は、虫歯ではなく「歯周病」です。
そして、歯周病で歯を失った人は口を揃えて「ひどくなる前に、手を打っておけば良かった」と言います。歯は失ってしまったら、二度と自分の歯が生えることはありません。
「予防」の4つの要素
歯周病は、進行すると治療が困難になることが多いため、最も効果的な対策は「予防」です。
そこで、4つの要素が大事になります。
- 定期的な歯科検診
- プロフェッショナルクリーニング
- 自宅での適切な口腔ケア
- 健康的な生活習慣を維持することで、歯周病の発症や進行を防ぎます。
予防意識を高め、自己管理能力向上に努めることで、健康な歯と歯茎を長く保ち、口腔内の健康を維持すること大切です。
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