虫歯治療

私たちが大切にしていること

削らない・抜かない・痛くない虫歯治療

悪くなった歯は抜いたり、沢山削ったりしないといけないと思っていませんか？
痛みが強い場合や削らないと治せない大きな虫歯を除き、最近は出来るだけ歯を削らずに虫歯を治す『ＭＩ治療』という治療方法が行われるようになってきました。
『ＭＩ治療』の　”ＭＩ”　とは、ミニマムインターベンション（Minimum Intervention）の略で、直訳すると『最小限の干渉』という意味です。
私たちは天然の歯の寿命をなるべく伸ばす、削らない・抜かない・痛くない虫歯治療を心がけております。

虫歯について

毎日しっかり歯を磨いていても虫歯になってしまう方はいます。その理由は、一人ひとり虫歯の原因が違うからなんです！
虫歯には多くの原因があり、一人ひとりの生活習慣や環境などが複雑に絡み合って発症する病気なのです。虫歯は、歯の表面についた歯垢に、虫歯をつくるミュータンス菌が棲みつき、糖分を分解して酸を出します。この酸が歯の表面の硬いエナメル質を溶かすことで虫歯となってしまいます。
虫歯を削ってつめたとしてもそれはある意味「虫歯を治した」とは言えないのです！
なるべくならご自分の歯は削りたくないと思います。そのためにも、普段からしっかりとお口の中の衛生管理を徹底し、虫歯や歯周病が進行しにくい口内環境を保つことが大切です。

「削る量を抑える」虫歯治療

治療の精度を飛躍的に高める「高倍率ルーペ」

肉眼では目視できない小さな亀裂・隙間、神経や歯の根の状態を確認し、より的確な診断やお口の異変の早期発見に大きく貢献します。
拡大視野により、歯の削る量・虫歯菌に汚染された歯髄（歯の神経）の除去量を必要最小限にとどめ、ご自身の歯を最大限残せます。

「歯の神経を残し／抜歯を回避する」治療

歯の神経を残す「MTAセメント」

歯の保存と神経の保護に優れた効果を発揮する材料であり、根管治療や歯の修復において、高い生体適合性と密閉性で組織再生を促進する特性があります。
MTAセメントは長期間にわたり効果を発揮し、歯の寿命を延ばすことが期待できます。

歯を残す治療「エクストリュージョン法」

できるだけ天然歯を残すことを重視し、歯根が損傷したり、歯の根元に問題がある場合に、歯全体を少しずつ引き上げて健康な部分を露出させる治療法です。
歯茎の中に埋もれた歯を歯茎の上に露出させ、被せ物の「土台」を立てるのを可能にします。
メリットとしては天然歯を保存・健康な歯根の活用・歯周組織の再生ができることです。

痛みを抑えた虫歯治療

表面麻酔

麻酔の針の痛みを抑えるべく、最初に塗る麻酔液を歯茎に染みこませ、麻酔注射の針の刺す痛みを和らげます。

「極細の針」を使用

蚊の針と同じように、麻酔注射も針が細いほど痛みを感じにくい仕組みになっています。
治療する際は、表面麻酔にくわえ、注射針も現在発売されている中で最も細い針33G（0.26㎜）を使用し、注射の痛みをさらに抑える工夫しております。

カートリッジウォーターで温めた麻酔液

麻酔の痛みは麻酔液を歯茎の中に注入するタイミングでも感じます。
原因は麻酔液と体温の温度差なのです。
注入時に痛みが少ないとされている人肌と同等の37℃まで麻酔液を温めることで麻酔液が入ってきた時の痛みを軽減し患者の不快感を軽減します。

5倍速コントラ

5倍速コントラは、高速回転と高トルクを備えた歯科用ハンドピースで、硬い歯質や補綴物の切削がスムーズに行え、内蔵の冷却システムが、切削時に発生する熱を抑え、歯や周囲組織へのダメージを軽減します。精密な治療と効率的な切削を実現できるため治療時間の短縮と患者の快適性向上に寄与し、様々な歯科治療において重要な役割を果たします。